3. ローチケット・ファネル

あなたが低額（ローチケット）の商品をお持ちであり広告経由で多くの顧客を集めたい場合、ローチケットファネルを作ることをオススメします。まずは1万円以下のデジタルコンテンツを制作し、その後ろにバックエンド商品を2つ用意することで広告費の早期回収を見込みます。

バックエンド商品は、フロントエンド商品直後にオファーするためアップセルと呼ばれることもあります。アップセルを2回かませることで、広告のROASを100％以上に保ちつつ同時に顧客リストを構築することが可能です。

アップセルはVSL（ビデオセールスレター）を使って訴求します。わざわざアップセルのために長いセールスレターを作る必要はありません。Canvaで作ったスライドを読み上げるだけで、長いセールスレターよりも遥かに高い成約率を保つことが可能です。

いしこんのクライアントは初めてアップセルページを作った時、大抵の場合こう言います。

「はい、これがずっとやりたかったことです」「どうやって実装しているのか気になっていました」「これで私もワンクリックで決済を受けることが可能ですね！」と。

4. ハイチケット・ファネル

多くのコンテンツホルダーが売上を伸ばせずに困っています。収入の桁を変えたければ商品の値段を上げるしかありません。高額（ハイチケット）商品を販売しましょう。

ローチケット・ファネルはいきなりセールスレターを見せて購入してもらう直販型であるのに対しハイチケット・ファネルはオプトインページを用意しステップメールやウェビナーで顧客を教育するところからスタートします。

あなたはローチケット・ファネルで顧客リストを構築し、集まった顧客リストに対してより付加価値の高い商品をオファーします。

ちなみにオプトイン率を上げるためにも魅力的なリードマグネットの作成が必要です。あなたが知っている「無料プレゼント」とは一線を画する「リードマグネット」の作り方を一緒に勉強しましょう。

高額商品も低額商品も両方売れる技術をいしこんで習得しましょう。あなたはこれまでリーチできなかった顧客を獲得できるようになります。

5. オプトイン直後のLTOページ

あまりにも多くのコースクリエイターが売上を取りこぼしています。オプトイン直後に一回限りのページを挟みLimited Time Offer を用意するだけで顧客の生涯価値が2倍以上になることをほとんど人のが知りません。

オプトインをしたということは、あなたは見込み客から「1つ目のYES」を勝ち取ったわけです。「2つ目のYES」・・・つまり「商品の購入」を獲得するまでにわざわざステップメールを投げたりビデオを見せたりする必要はありません。

なぜなら顧客が最も商品を購入したくなるのは、オプトイン直後だからです。あなたはオプトインページの直後に何をオファーしていますか？まさかサンキューページを用意して、本来であればあなたの商品を購入するはずだった潜在顧客をみすみす逃してはいないでしょうか？

お金と時間の両方を手に入れたい。そう思ってネットビジネスを始めた方は多いはずです。でも思ったよりも収入は不安定だし来月の収入を考えると不安で作業する手を止められない。結句、自分の生命時間とお金を交換するような仕事になっている。まるでカンナで命を削るような働き方なので精神的にも身体的にもかなり消耗している。・・・こんな人多いです。

6. アップセル商品を販売するVSL

まだ日本では文字と写真だけのセールスレターが主流ですが、文字だけのセールスレターは2つの問題を抱えています。一つは、作るのに時間がかかること。もう一つは時間がかかる割に成約率がそれほど高くないこと。特にアップセルをする時にこれら2つの問題の悪影響はより顕著になります。

顧客がアップセルを見るタイミングを考えてみてください。フロントエンド商品が売れた直後にアップセルが表示されます。つまり顧客はフロントエンド商品を購入した直後のホットな状態です。興奮状態です。お金を使うときはいつだってエネルギーを使います。だから興奮と疲労感が入り混じった心理状況です。

そんな時に文字がいっぱいのセールスレターを読みたいでしょうか？普通に考えたら答えはノーです。アップセルのタイミングで文字の多いセールスレターを見せると成約率は落ちちゃいます。

あなたはそんな成約率のでないセールスレターをわざわざ時間をかけて作りますか。

僕たちマーケターはもっとスマートにゲームを進めましょう。VSLを作りましょう。VSLはビデオセールスレターの頭文字です。VSLはセールスレターに比べて簡単に作れます。ビデオの尺は5分ほど。

まずはスクリプトを書きます。次にスクリプトをスライドにします。スライドはKeynoteでまPowerPointでも作れますが、僕たちはCanvaを使ってスライドを作っています。そのスライドを読み上げながらスクリーンキャスソフトで撮影します。Macユーザーならscreencast で撮影することをお勧めします。

言い直した部分をカット編集するだけでVSLは完成します。セールスレターを作る1/20の労力で、セールスレターよりも成約率の高いプロモーションが完成します。

僕たちはすべてのセールスファネルにアップセルを用意します。それらアップセルは全てVSLで行われています。

例えば通算のROASが300%を記録している30日オンライン講座構築プログラムでは、7万円のフロントエンド商品を販売したあとに2つのアップセルを用意しています。1つ目のアップセル商品は会員制サイトの作り方と月額課金ビジネスの構築方法を網羅したSubscribers! という20万円の商品。Subscribers!の購入者に追加でオファーする2つ目のアップセル商品は、オートウェビナー実践カレッジです。この商品は10万円。

7万円の商品を買った直後に20万円と10万円の商品を追加で購入する人なんているんだろうか？とあなたは疑問に思うかもしれません。アップセル商品は売れます。7万円のフロントエンド商品を1つ売るだけのセールスファネルに比べて、20万円と10万円のアップセル商品を追加で2つオファーするセールスファネルは合計で2倍以上の売上を叩き出します。

たった1つVSLを作るだけでアップセル商品を1つ追加できます。そのアップセル商品はあなたのセールスファネルの売上を確実に伸ばしてくれます。

アップセル商品をオファーしない理由がないのと同様、VSLを作らない理由も存在しないのです。だってやればほぼ確実に売上は伸びるのですから。